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日々の、カケラ

幸福論

昔からずっと他人の幸せを願っていました。誰かの為に何かをすることが自分にとっての生き甲斐だと思っていた筈でした。でも最近は本当にそれが自分にとって幸せなことなのか分からなくなったのです。自分の時間や事情や感情を犠牲にしてまで誰かの為に尽くしていくことは本当にその人の為になるのだろうかと思いました。相手はそれを願いつつ助かった有難うで終えた後に果たしてどれくらい私のことについて考えてくれるのでしょうか。事が終わればそれで解決と言うことで時の流れと共に過去になり忘れていくのだと思うと私はそれが本当に自分の願っている幸せを行ったのかと疑問に思うのです。

私が求めているものと誰かが求めているものが比例して支え支えられと噛み合った時が本当の幸福だと考えた時は涙が止まりませんでした。

ここまで生きて来てそんなことがあっただろうか

そこまで生きて来てそんなことを与えられただろうか

計り知れない他人と自分の行く末に沢山の涙を落としては苦しみ嘆き今日を終えようとまた涙が伝う夜。