1から10まで記憶に残っていたら
思い出せば後悔ばかりじゃないか
降りかかってくる現実はいつだって突然なんだもの
不器用な私の生き方の範囲を超越してゆくよ何処までも
まだ寒い冬の外、吐く息の証が目に見えるあの日から、どれくらい経ったのだろうか、どれほど前へ進んだのだろうか、どれだけ成長していけただろうか、どれも把握出来ずに今を生きているよ。
ここにいる人のこと、見下ろせるのかな
ここにいない人のこと、見上げても見えないの
眩しかったり、真っ暗だったりしてさ。
でも瞼を閉ざしてずっと記憶を辿るの、そしたらいつでも見えないあなたが、笑ったり怒ったり泣いたり苦しんだりどんな姿でも現れる。
あの時まで、あの頃までの姿だけど、大切な心を見せてくれたから。
最近の私はね、世界の回る速さに着いていけないんだ。地球が回るのが速いよって思っちゃう。時間なんてあっという間に過ぎちゃうよ。そしてどんどん離れて何も分からなくなる。何をしても人の背中ばかり見えては泣いている。
その景色から学ぶことはとても多いから、嫌じゃないのかもね。
ここに残して、やっと私を把握出来た今日。